スピードラーニングは「効果的」なのか? その5

スピードラーニングは1巻ごとにストーリー仕立てになっています。だから面白いのです。話の展開が気になって「この先どうなるんだろう?」と思ってどんどん進めます。

これに対し、一文一文が独立している英語教材がたくさんあります。文法ごとに分類されていたり、「挨拶」「依頼」「謝罪」などの場面ごとに分類されたフレーズがのってるタイプのものです。

これは、暗記するという意味では分類がしっかりしているので有効かも知れません。しっかり暗記したら効果があるかと思います。

しかし、私はつまらなくてダメでした。

役に立つものであっても面白くなければなかなか続けられるものではありません。意味がわかる日本語で、読んで面白くないものをわかりにくい英語で書かれても苦痛なだけです。例えば売れっ子の書いた小説なら楽しく読めても、インテリの書いた評論文というのはそれが日本語で書かれてあっても、そうそう楽しめません。

その意味で、スピードラーニングのストーリは楽しめました。もちろん、まったく共感できないストーリの巻があったのも事実ですが、大半は楽しめながら聴けました。

恋愛ストーリーがあったり、台風の時にお化け騒ぎがあったり、交通違反で捕まって夫婦で口論になったり、おかしくて吹き出したり、ほろりとさせられたり、とにかく飽きない。先を聞こうと思わせる力があるのです。こうやって続けることができるので、英会話の効果も出てくるのです。そういう意味でもよくできた(効果的な)教材だと思います。

口コミサイトなどの評価を見ていると、なかなかここまでは触れられていませんが、大切なポイントだと思います。

ではスピードラーニングは万人に薦められるかというと私はそうではないと思います。相性というのはあると思います。

(つづく)

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こんな人はスピードラーニングは効果なし? ①

ではどういった人がスピードラーニングとの相性が悪いのか。

端的に言ってしまえば、スピードラーニングをお勧めできないのはどういう人かについて個人的な見解をお伝えします

まず、受験とかTOEICなどで、その期日が決まっていてそれまでになんとか得点だけ稼ぎたい。英語が話せるようになるとかそういったことはどうでもよくて、テストの点数だけ稼ぎたいというタイプのひとにはおすすめできないと思います。

そういう人は、専用の問題集をお勧めします。出題形式に慣れて、過去問をやればある程度点数は伸ばせると思います。スピードラーニングは特定のテスト標準を合わせたものではありませんから、適していないと思います。

学生さんが目先の中間テスト期末テストで点数を稼ぎたい、という場合も同様です。教科書を暗記した方が手っ取り早いでしょう。

スピードラーニングが学校のテストやTOEICに効果がないということではありません。

TOEICにはリスニング問題もありますし、大学入試においてもリスニングの重要性は高まっています。ですから当然スピードラーニングも効果的ではありますが、短時間で取り組むのであればそのテスト専用の教材にはかなわないだろうということです。

しかし、そういった付け焼刃的な学習は限られたテストにおいて、多少の得点向上は得られても本来の英会話力というのは難しいと思います。その証拠にテストの点はよかったけど英語が話せないという人はたくさんいます。

ランキングサイトでは様々な教材の効果について評価がなされていますが、目的を考え、自分の用途に合ったモノを選ばないと効果は出にくいと思います。

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