第27巻の感想「ブロードウェイとジャズ」

これは内容の良さのおかげで楽しみながら英会話が聞ける巻です。
数あるスピードラーニングの中でも好きな巻の一つです。

オノ夫妻が友人の夫妻と一緒にブロードウェイに行きます。

まずはショーの前に腹ごしらえ。サーディーズというレストランで食事をとります。店内にはマイケル・ダグラス、ウーピーゴールドバーグなど有名俳優のサイン入り似顔絵が飾ってあります。

スピードラーニングって、このへんの描写が上手で、聞いているだけなのにまるで自分もその場所にいるような錯覚にとらわれます。実際にそのお店に行ったことがある人が体験をもとに文章を作っているんでしょうね。

食事をとりながら、ミュージカルの話題で盛り上がります。ショー初日の批評がニューヨークタイムズに載ってその批評で客の入りが決まる、あまり酷いと数日で中止になることもあるとか。

会話の流れが自然で教材らしくないというか、勉強ぽくなくて楽しんで聞けます。それでいてオペラの豆知識も得られます。これが本来のスピードラーニングの良さだと思います。これはもっと評価されていいと思います。

食後、マジェスティックシアターで「オペラ座の怪人」を見ます。ショーの後はマリオット・マルキーでお酒を飲みながらお喋り。

ここでも会話の流れが自然なので英語がすごく聞き取りやすい気がしました。この巻の前、スピードラーニング25巻26巻のつまらなさ、そして内容の不自然さからくる英語の聞き取りにくさとは大違いです。文章を書いた作家というか担当者が別人じゃないかと思うくらいです。

私はここに出てくるサーディーズもマジェスティックシアターも行ったことがありませんので、どんなものか知らないのですけど、まるで自分もその場所にいるような気がしましたし、オノ夫妻と一緒にワクワクできたような気がします。(ちょっとオーバーかな?)

つづいてジャズのお話。

登場人物はダグとジュンコ。二人の会話を通して、ジャズやブラック・ミュージックへの知識が深まります。

黒人たちは過酷な奴隷生活から出てくる苦難を音楽に込めます。

ここで出てくるセリフに胸を打たれます。

“Our lives are hard and painful,but life is important and living is wonderful”

“Let’s hold on to life. Let’s pray for a better life”

「僕らの生活はつらくて苦しい、でも生きることって大切だし素晴らしいんだよ。」

「頑張って生きようよ。生活が良くなるように祈ろうよ。」

じーんとさせられる言葉です。

これらに共感を受けたのは黒人だけではありませんでした。多くの白人ミュージシャンが彼らの音楽に影響を受けました。

ここからまだ深くて感動的な内容があるんですけど、興味のある人はぜひご自分でお聞きになってください。英語も聞き取りやすいです。

英会話を学んでいることを忘れ、内容に没頭できました。いいぞスピードラーニング。

スピードラーニングは「聞き流しているだけで・・・」みたいなことばかりが口コミサイトでも書かれていますけど、内容もいいんですよね。(すべての巻ではないですけど)この点はもっと評価されていいと思います。

英会話というと頻出単語とか文法とか堅苦しいイメージも持ってしまいがちですが、内容が楽しければ苦痛ではありません。それを再認識させてくれた27巻でした。

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